アジアの文化への畏敬と憧憬・・・
ここからヨーロッパの近代史が始まります。
それにひきかえ、ヨーロッパ人がアジアへもたらしたものに何があったのでしょうか。
とりたててアジア人の興味をひくものはなかったようですが・・・
そのうちでも注目すべきものがあったとすれば、精神文化ではキリスト教、物質文化では鉄砲と実は機械時計でした。
当時ヨーロッパからもたらされた機械時計というのは、実は発明されたばかりの最先端技術を駆使したもので・・・
今日のいわばエレクトロニクスに当たる、西洋物質機械文明の最高のレベルを代表するものでした。
そして、今ではD&G 時計のような便利な腕時計が普及しています。
私はこの16世紀中ごろ以降の東西文化接触が、その後たがいのインパクトとレスポンスをつうじて、西洋および東洋の近代史をどのように変えていったかという点にとくに関心を抱いています。
文化接触はしばしば人びとの価値観を変え、歴史の流れを変えるからです。
ヨーロッパ人がアジアとくに日本において発見した茶の湯文化は、そういう意味ではたしかにヨーロッパ人の食生活に一大革命をもたらしました。